注文住宅のメリットを活かして
「家は3回目にして初めて納得の家を建てられる。」というような話を聞くことがありますが、本当に家を建てることは難しいものです。建売の物件では間取りなどについて悩む必要はありませんし、周辺の環境などをしっかりと見てチェックしていけば、それなりにうまくいくこともあるでしょう。しかし、注文住宅の場合にはそうはいきません。
その代わり、完成した自分の城に対する満足感というか充実感は建売では決して得られない大きなものがあります。注文住宅を選ぶかたの割合は都心ほど自由度が低いために低くなり、地方ほど土地や建築物に対する制限のハードルが低いために高くなるそうです。当然ながら予算も大きく差が出ます。注文住宅を選択する場合には、まずは購入しようとしている土地の条件や周辺の住環境をしっかりとチェックして、ある程度知識を持った利害関係の無い人からのアドバイスなども参考にして進めるとよいでしょう。
特に近隣の住環境には細心の注意を払うべきです。お隣さんの間取りはなかなか外からは分かりませんが、敷地が接近している場合にはお隣さんの家の隣接する面の窓ガラスをチェックしておくことをお奨めします。日頃から網戸にして解放しているのか、すりガラスではなく透明のものなのか、こういった確認だけでも、お隣さんの日常の生活空間が建物のどちらに偏っているか推測できます。そして、そこにぶつけるような間取りを極力避けるとともに、エアコン室外機やエコキュートの機器設置においては充分な配慮が必要です。
注文住宅はこうした近隣との良好な関係にも配慮するチャンスを持っています。是非お隣さんチェックをしっかりと実施して、最高の自分の城を設計してみてください。
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